老後をどれだけ充実した時間にできるか、その鍵を握っているのが最も長い時間を過ごす『住まい』です。老後を快適に過ごせる家とは、具体的にどのような暮らしがかなう家なのでしょうか?今回は、注文住宅で理想の「終の棲家」を建てたい方のために、さまざまな注文住宅の実例をランキング形式でご紹介します。将来的にも納得のいく注文住宅での家づくりのヒントになさってくださいね。

1.老後に向けて注文住宅を購入するメリットとは

老後を自分らしくもっと快適に過ごすためのベースとなる住まいを、注文住宅で建てる場合のメリットについてまずは考えてみましょう。

1.老化で身体が不自由になっても「安全」に暮らせる家が建てられる

歳を重ねるにつれて筋力やバランス感覚は衰え、視力や聴力も少しずつ低下していってしまいます。いわゆる「老化現象」で、若い頃と同じように身体を動かすのは大変になってくるのです。しかし、老化は多くの場合徐々に進行していくので本人には自覚しにくく、歳をとっても若い頃と同じように行動できるつもりでいるケースも少なくありません。そのため現役世代の頃には予想しなかったような場所や状況で、事故が起こりかねないので注意が必要なのです。

注文住宅ならば、歳をとっても安全に過ごせるように配慮した住宅を設計することができます。特に、家庭内事故が起きやすいトイレやお風呂、脱衣所などの水回りや、玄関、階段、廊下など日常的に移動する場所を、ユニバーサルデザインで誰もが安全で楽に過ごせるように家を作ると安全性が上がります。その点、注文住宅は住む方の家族構成や身体状況、生活スタイルに沿って、自分だけに合った配慮のある家を作れるのが大きな魅力です。

2.第二の人生を優先したプランにできる

子育てや仕事で忙しかった現役時代はライフスタイルの変化がはげしいために、注文住宅であっても家族を中心に設計を考える必要があります。しかし、子ども達が進学や就職で独立して夫婦二人暮らしになったり、子ども夫婦や孫と同居して二世帯住宅が必要になったりと、老後は家族構成や家庭内での役割はこれまでと違うものへと変わっていきます。

ライフスタイルや価値観も若い頃とは異なっていきます。生活リズムや習慣、時間の使い方などが変わっていくのが自然です。自宅で過ごす時間が増える老後はゆっくりとリラックスできる住まいがほしい、自然に囲まれて四季を感じる暮らしをしたい、通院や買い物やお出かけなど生活に便利な場所に居を構えたい、そんな自分の理想の暮らし方を最優先した家づくりが注文住宅なら可能です。

老後の快適な生活を実現できる、注文住宅のメリットをいかしたプランをご紹介していきます。